信頼は身勝手な自信の上には成り立たない

先日の昼休み、先輩と何気なく雑談していて驚くことがありました。

 

曰く、毎日規則正しく寝起きして、8時間程度働いて、健康的な食生活を送っていれば、病気になることもなく長生きできるというのです。きっぱり言い切るほど絶対の自信があるようで、最後には突然の病気で休職せざるを得なくなった上司を「自業自得だよね」と言い切りました。

 

先輩はその上司のことを悪く言ったことなど一度もなかったのに、簡単にそう言い放ったので驚いてしまいました。先輩の自信の背景には、高齢でも健康なご両親がいらっしゃることがあるようです。確かに先輩の言うとおりにしていたら病気になる確率は低くなるかもしれませんね。

 

しかし、絶対の100%なんてことは、逆に、それこそ絶対あり得ません。私の祖父母は、それこそ先輩が言うような健康的な生活をしていました。しかし、祖父はある日突然倒れ、祖母は認知症を発症し、最期の数年間はそれぞれが病気との戦いで入院生活を余儀なくされました。

 

元気だった祖父母が病気で長期間苦しむことになるなんて、家族の誰も考えたことがありませんでした。でも先輩はきっと、そういう場合も自業自得って言うのでしょうね。仕事の上では頼りになるいい先輩ですが、家族のことや友人のこと、自分のことも、この人には話せないなと思ってしまいました。

 

絶対、という言葉で簡単に人を叱ったり詰ったり、縛り付けたりするのは、やめておきたいものです。